著者 | 作/香山美子 絵/柿本幸造 |
出版社 | ひさかたチャイルド |
ジャンル | 絵本 |
出版年月日 | 1981/10/31 |
ISBN | 978-4893252500 |
目次
「どうぞのいす」の特徴
この本の特徴
「どうぞのいす」は、子ども向けの絵本で、やさしさや思いやりの大切さをテーマにしています。
この本には、小さな木のいすが登場し、そこに座った動物たちが「どうぞ」の気持ちを置いていく心温まる物語です。
いすに何かを置いた動物は、自分のものを少し他人に分けようとする行動が描かれています。
誰かに対して親切にすることで、みんなが幸せになれることを学ぶことができます。
このように、子どもが自然に優しさを身に付けられるストーリーが「どうぞのいす」の最大の特徴です。
優しい気持ちを育てるための一冊として、親子で一緒に読むのに最適です。
「どうぞのいす」の要約
この本の要約
「どうぞのいす」は、うさぎが野原の木の下に置いた小さな木のいすから始まります。
そばに<どうぞのいす>と書いた立て札も立てました。
はじめにやってきたロバさんが椅子の上にどんぐりいっぱいのカゴを置いて寝てしまいます。
いすのそばを通る動物たちは、次々にカゴの中の食べ物を食べてしまいます。
でもカゴを空っぽにしては気の毒だと持っているものをカゴに入れていくのです。
この物語では、誰もが「どうぞ」という気持ちで行動し、結果としてみんなが幸せになる姿が描かれています。
「どうぞのいす」の感想
まず優しい絵とタイトルを見て温かい気持ちがあふれます。
勘違いから始まる物語ですが、その勘違いからくる優しさ、それぞれの登場人物の思いやりの気持ちに触れることで、読後は心優しく穏やかな気持ちになりました。
子どもが簡単に理解できる物語でありながら、深いメッセージが込められています。
またリズミカルで繰り返しの文章は読み聞かせに最適だと感じました。
親子で読むのもいいですが、大人になった今でも読むと心が洗われるような本当に優しく心温まる本です。
「どうぞのいす」を読んだ人のレビュー
ネット・Xのレビュー
「どうぞのいす」っていう絵本、心がほっこりする〜🥹💕🐿️✨こういう優しい世界になればいいのにな🌱#絵本 #おすすめ絵本
— あくあ (@aqua3687) June 16, 2024
「どうぞのいす」で、うさぎさんがいすを置いて去る見開き1枚絵がめちゃくちゃ好きなんだけどわかる人いない?(午前2時前にするツイートではない)
— kurie (@kurie00737994) April 13, 2024
「どうぞのいす」はどんな人におすすめ?
こんな人におすすめ
おすすめな人の特徴①
優しさや思いやりを自然に教えたい親御さん
おすすめな人の特徴②
幼稚園や小学校の先生
おすすめな人の特徴③
絵本を通じて心温まる体験を求める方
親子で一緒に読むことで、優しさの価値を自然に子どもに伝えることができます。
子どもたちに思いやりや他人を尊重する心を教えるための教材としても活用できます。
心がほっこりする優しいストーリーは、大人も楽しめる内容です。
「どうぞのいす」:まとめ
「どうぞのいす」を読んで感じるのは、他人を思いやる気持ちの大切さです。
この絵本では、誰もが「どうぞ」という気持ちで、他人に食べ物を分け与える行動が描かれています。
特に、子どもたちはこの物語を通して、何気ない親切心が周りの人を幸せにすることを自然に理解できるでしょう。
うさぎが<どうぞのいす>を置いたことで、結果的に動物たちがそれぞれ「どうぞ」と物を分けるシーンが印象的です。
一人の優しさが次々と他の動物に広がっていく様子は、本当に気持ちがいい。
子どもたちにも、周りの人に親切にすることの喜びを教えるには最適な本だと感じました。
優しいタッチの絵はこの物語をさらに温かいものにしています。
リズミカルな言い回しの文章もとても読みやすい。
心温まりたいとき、ふと思い出して読み返してしまう。
「どうぞのいす」は優しさやおもいやりを自然に学ぶための優れた一冊です。