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秋におすすめ絵本「いもほりバス」

9月20日は「バスの日」です。
乗り物の本が好きな子は多いですね。
バスの本もたくさんありますが、今回はこの時期にぴったりなバスの本をご紹介します。

著者藤本ともひこ 作・絵
出版社鈴木出版
ジャンル絵本
出版年月日2009/9/1
ISBN978-4790252030

いもほりバス」の特徴

この本の特徴

楽しいバス遠足とお芋掘りをテーマにした児童書です。

• ユーモアたっぷりの言葉遊びが楽しめます

• 協力することの大切さを学べる内容となっています

• 季節感(秋)が豊かに表現されています

• 予想外の展開が楽しめる構成になっています

この絵本は、「おはようございバス」という面白い挨拶で始まり、読者の興味をすぐに引きつけます。
ねずみたちとバスの愉快な冒険が、子どもたちの想像力をかき立てるでしょう。
デコボコ道を進むバスの様子や、ねずみたちのお尻が跳ねる描写は、読んでいる人に臨場感を与えます。

また、お芋掘りという秋の行事を題材にしているため、季節を感じながら楽しむことができます。
小さなお芋しか見つからず落胆するねずみたち、大きなお芋を見つけて取り合う様子、そして最後にみんなで力を合わせる様子、バスの意外過ぎる活躍など、物語の展開に沿って感情の起伏も体験できる構成になっています。

いもほりバス」の要約

この本の要約

この物語は、ねずみたちが楽しいお芋掘りに出かける様子を描いています。
「おはようございバス」という面白い挨拶で始まり、ねずみたちを乗せたバスがデコボコ道を進みます。
バスが跳ねるたびに、ねずみたちのお尻もぴょこぴょこ動く様子が目に浮かびますね。

芋畑に着くと、ねずみたちは一生懸命お芋を掘り始めますが、最初は小さなお芋ばかりで少し残念がります。
しかし、大きな葉っぱを見つけたことをきっかけに、みんなで力を合わせて掘ることになります。

ここからが面白いところです。
ねずみたちが頑張っても掘れないお芋に、バスが「お尻をつんつんして」とアドバイスします。
ねずみたちが言われた通りにすると、思いがけない展開が待っているのです。

最後にみんなでお芋を美味しく食べられたかどうかは、本を読んでのお楽しみです。
子どもたちの想像力をかき立て、協力することの大切さも教えてくれる、心温まるお話となっています。

いもほりバス」の感想

お芋掘りの行事前後に読み聞かせとしてよく読まれている本で、私も初めて見たのは読み聞かせの時でした。
「おはようございバス」というシャレから始まり、想像以上に大きな大きなお芋に期待が膨らみます。
こんなに大きなどうやって掘るの?とワクワクドキドキ。
最後は意外な展開になって、スケールの大きなお芋掘りとなります。
親子で読んで一緒につんつんしても楽しいし、大人数に読み聞かせても引き込まれること間違いなしです。
もちろんお子さん一人でも、大人が読んでも楽しめます。
秋のこの時期にぴったりな本だと思いました。

いもほりバス」を読んだ人のレビュー

ネット・Xのレビュー

いもほりバス」はどんな人におすすめ?

こんな人におすすめ

おすすめな人の特徴①

 幼児から小学校低学年のお子様とその保護者

おすすめな人の特徴②

 想像力を豊かにしたい方

おすすめな人の特徴③

 お芋掘りや秋をテーマにした読み聞かせの本を探している方

親子で一緒に楽しめる内容で、お馴染みの行事なので、園児や小学校低学年の読み聞かせにぴったりです
意外な展開が、想像力をかき立て、 絵本の世界に入り込んで、楽しい冒険を体験できます。
秋の季節を感じられる内容で、お芋掘りという秋の行事を通じて、季節感を味わえます。 

いもほりバス」:まとめ

この絵本に初めて出会ったのは読み聞かせです。
季節感のある楽しい作品です。
バスのキャラクターにくすくす笑い、後半はいったいどうなるの?と興味津々で前のめりになって聞いている子、目をキラキラさせた子がいたのも印象的な作品です。

読む人の年齢を問わず楽しめる内容となっています。
子どもたちの好奇心を刺激し、想像力を育むのに最適です。
秋やお芋掘りの行事前後に読んでほしい作品です。​​​​​​​

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  • この記事を書いた人

kuroco

社会人と大学生の子どもがいる図書館職員です。人生半ばにして自立に向けて奮闘中。

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