目次
①10月おすすめ絵本「おばけパーティ」
10月31日は「ハロウィン」ですね。
ハロウィンの飾りをあちこちで見かけます。
おばけや魔女の絵本はたくさんありますが、今回は世界でも愛されている絵本をご紹介します。

著者 | ジャック・デュケノワ 作 / おおさわあきら 訳 |
出版社 | ほるぷ出版 |
出版年月日 | 1995/6/30 |
ISBN | 978-4593503308 |
「おばけパーティ」特徴
この本はフランスで生まれたとても楽しい絵本です。
この本は世界中で愛されていて、刊行から20年以上経った今でも子どもたちに読まれています。
お話の中では、アンリというおばけが友達を晩さん会に招待します。
おばけたちはパーティで飲んだり食べたりすると体に変化が起こります。
それがとってもおもしろい。
読んでいると「おばけってこんななんだ!」って驚きながら楽しめる不思議な絵本です。
怖いお話しではないので安心してください。
とってもかわいらしいおばけ達、大人も子どもも笑顔になれますよ!
「おばけパーティ」あらすじ
古いお城で、おばけのアンリが友達を晩さん会に招待しました。
アンリはキッチンで準備中。
カクテルを運んで壁を通り抜けて大広間へ向かいます。
体を通り抜けられるけど、飲み物は通り抜けないので、工夫しながら運びます。
さぁパーティー!おばけ達はカクテルを飲むと体の色が変わってしまうんです。
食べ物にに合わせて体が次々と変化します。
最後はミルクでお直し口。
おばけ達の体はいったいどうなるんでしょう?
②10月おすすめ絵本「よーいどん!」
10月14日は「スポーツの日」ですね。
10月に運動会を行う園や学校も多いのではないでしょうか。
絵本の世界も運動会を題材とした作品がたくさんあります。
その中で、今月は愉快な運動会の絵本をご紹介したいと思います。

著者 | 中川 ひろたか 作 / 村上 康成 絵 |
出版社 | 童心社 |
出版年月日 | 1998/8/28 |
ISBN | 978-4494005840 |
「よーいどん!」特徴
はじまりから笑ってしまうこと間違いなしです。
運動会だけど普通の運動会ではありません。
リズミカルな文章に合わせて繰り広げられる、とっても愉快な運動会です。
運動会が何だか知っている子の方が楽しめると思うので、3、4歳からがおすすめ。
運動会シーズンにぜひ読んでください。
「よーいどん!」あらすじ
「よーい・・・うどん!」から始まる運動会。
かけっこ、とびばこ、借り物競争になわとび、白熱する応援合戦!
ピーマン村の愉快な運動会のお話しです。
③10月おすすめ児童書「きのこのこのこ ふしぎのこ」
10月15日は「きのこの日」です。
きのこはおいしいだけじゃなく、フォルムもかわいらしい。
絵本の題材にもよく使われています。
その中から写真科学絵本をご紹介します。

著書 | 新井文彦、六田晴洋、大江友亮ほか 写真 白水 貴(菌類研究者) 監修 |
出版社 | ひさかたチャイルド |
出版年月日 | 2021/8/10 |
ISBN | 978-4865492538 |
「きのこのこのこ ふしぎのこ」特徴
幼児のための写真科学絵本です。
図鑑とはまた違って写真と絵本が混ざったような一冊。
34種類のきのこが紹介されています。
スーパーで並んでいるようなきのこから、不思議なきのこ、毒きのこなど見たことがないきのこが紹介されています。
綺麗なきのこの写真に釘付けです。
きのこの紹介、お料理、きのこがどのように育つのかなど盛りだくさん。
さらにはクイズもあって飽きさせない。
子どもはもちろん大人も楽しめます。
<しぜんにタッチ!>シリーズの中でも人気の一冊。
これを機に写真科学絵本の世界にはまってしまうかもしれません。
④10月おすすめ児童書「おおきなおおきな おいも」
10月13日は「さつまいもの日」です。
さつまいもが恋しくなると秋の始まりですね。
お芋ほりの経験がある方も多いのではないでしょうか?
今回はお芋ほりのお話しをご紹介します。

著者 | 赤羽末吉 |
出版社 | 福音館書店 |
出版年月日 | 1972/10/01 |
ISBN | 978-4834003604 |
「おおきなおおきな おいも」特徴
「いもほり」という馴染みのある行事。
雨で行事が中止になるという子どもたちの残念そうな顔が浮かびます。
つまんないなをポジティブに変換する先生の提案も素敵です。
そしてなんといっても子どもたちの想像力は無限!
どんどんアイデアがあふれてきて、おいもはどうなっていくのか楽しくて仕方ない。
一見すると地味に見える絵ですが、主役の「おいも」をドーンとメインにしていてリズミカルで動きもあってどんどんお話しに引き込んでくれます。
「おおきなおおきな おいも」あらすじ
あおぞらようちえんの子どもたちは、いもほり遠足を楽しみにしていたのですが雨で一週間後に延期になってしまいました。
先生は残念がる子どもたちに、おいもが大きくなって待っててくれると告げます。
そこで、子どもたちがどれくらい大きくなるか想像しながら、紙においもを描き始めました。
どんどん大きな紙を足していき、絵の具で巨大なおいもを描きました。
先生もびっくりするほど大きなおいもです。
その後、子どもたちのさらに想像を広げ、
「綱引きみたいに引っこ抜いて」
「ヘリコプターで運んで」
「プールに浮かべる」
という楽しいアイデアを考えます。
子どもたちの発想は果てしなく次から次へ。
大きなおいもは、最後どうなってしまうのでしょうか?
⑤10月おすすめ児童書「ビブリオバトルへ、ようこそ!」
10月30日は「初恋の日」だそうです。
ご存じでしたか?
詩人で小説家の島崎藤村が「文学界」46号に「初恋」の詩を発表したことが由来だそうです。
読書の秋にぴったりの本とキュンとするような淡い恋心も描かれた作品です。

著者 | 濱野京子 作 / 森川泉 絵 |
出版社 | あかね書房 |
出版年月日 | 2017/9/11 |
ISBN | 978-4251044303 |
「ビブリオバトルへ、ようこそ!」特徴
「ビブリオバトル」ってご存じですか?
参加者がおすすめの本を持ち寄って、順番に本を紹介していき、どの本が一番読みたくなったか競うバトルです。
図書委員の柚希が憧れの幸哉くんに注目されようとこのバトルに挑戦します。
ビブリオバトルをするにあたって、実際出版されている図書も出てくるので、興味をそそられます。
キュンとなるような出来事もあったり、ほのかな恋心の行方も見守りつつ、ビブリオバトルを一緒に体験できるような作品です。
委員会に入るくらいの小学校中学年からおすすめな一冊。
「ビブリオバトルへ、ようこそ!」あらすじ
憧れの幸哉くんと同じ図書委員になった柚希。
図書委員会のイベント「ビブリオバトル」に挑戦します。
ビブリオバトルを通じて色々な本があることを知り、たくさんの本に出会い、図書館と本が大好きになっていきます。