著者 | ヨシタケシンスケ 作・絵 |
出版社 | ブロンズ新社 |
ジャンル | 絵本 |
出版年月日 | 2013/4/17 |
ISBN | 978-4893095626 |
目次
「りんごかもしれない」の特徴
この本の特徴
「りんごかもしれない」は、ヨシタケシンスケさんが手がけた絵本で、見た目は普通のりんごに見えるけれど、実は他の何かかもしれないというユニークな考えを描いた作品です。
日常で見慣れているものに対して、あれこれと想像を膨らませる姿は子どもの好奇心をくすぐります。
この絵本は、りんごを題材にして「もしかしたら?」という視点で物事を考える楽しさを伝えており、子どもだけでなく大人も驚きと発見を感じることができる作品です。
- 普通に見えるものが、実は違うかもしれないという考え方
- シンプルな絵とやわらかい色使いが心地よい
- 想像力を育む内容で、幅広い年代の人に楽しんでもらえる
このように、日常の中に隠された驚きを楽しむことができるのが『りんごかもしれない』の大きな特徴です。
「りんごかもしれない」の要約
この本の要約
この絵本は、一つのりんごを手にした少年が「これは本当にりんごだろうか?」と考え始めるところから物語が進みます。
最初は普通のりんごに見えたものが、少年の想像力によって、どんどん違う何かに変わっていくのです。
例えば、宇宙からやってきたものかもしれない、何かの生き物かもしれない、未来に重要な役割を持つものかもしれないといったユニークで楽しい考えがどんどん広がります。
そして最後には、「やっぱりりんごだ」と結論づけるのですが、そこに至るまでの想像の旅がとても豊かで、ただのりんごが特別なものに感じられるようになります。
「りんごかもしれない」の感想
この本は友人から教えてもらいました。
友人のお子さんの保育園で大人気の本で、取り合いっこになっているとのこと。
「なかなか回ってこないから、買っちゃった」と貸してくれました。
少年のりんごをりんごかもしれないと疑ってからの想像が果てしなく、いったいどこまで行くんだ?と少年の想像力に驚かされながら楽しく一気に読んでしまいました。
想像力だけでなく考える力も知らず知らずのうちに身に付いてしまうでしょう。
この本を取り合ってまで読む子供たちが想像を楽しんでいる姿を思うととても嬉しく思いました。
子供たちはもちろん、大人の凝り固まった頭にもいい刺激になる一冊です。
「りんごかもしれない」を読んだ人のレビュー
ネット・Xのレビュー
りんごかもしれない
— なまえ (@namaez) June 22, 2024
ヨシタケシンスケさんの初期衝動を感じました。
りんご1つで、いろんなパターンの大喜利をしていて、「どんだけ発想の引き出しあるんだよ!?」って驚き、「絵本でこんなことできるんだ!」ってドキドキワクワク感動しました!
10年で100刷はすごいかもしれない pic.twitter.com/oycScZ1ZUN
41冊目『りんごかもしれない』ヨシタケシンスケ
— まるいひつじ (@marui_hitsuji) June 29, 2024
ヨシタケさんの本で初めて知ったのがこれ。面白いよ!と色んなところでおすすめされてようやく手に取る。
思ったより哲学🍎何度も読みたいので改めて買うかも!
#ひつじ図書室 #読了 #絵本 pic.twitter.com/Qz1st9zAR2
「りんごかもしれない」はどんな人におすすめ?
こんな人におすすめ
おすすめな人の特徴①
好奇心旺盛な子
おすすめな人の特徴②
親子で一緒に楽しみたい家庭
おすすめな人の特徴③
想像力を育てたい教育的な場面で使いたい方
「りんごかもしれない」は、特に好奇心旺盛な子どもにぴったりの絵本です。
また、親子で一緒に読むこともおすすめします。
シンプルな絵本ではありますが、大人も一緒に想像を膨らませることができるため、共通の話題を持ちながら楽しく過ごすことができるでしょう。
さらに、普段の物事に対して疑問を持ち、考え続けることの楽しさを学びたい人にも適しています。
この絵本は、単なる物語ではなく、新しい視点を提供してくれる一冊です。
「りんごかもしれない」:まとめ
「りんごかもしれない」を読んで最も印象に残ったのは、当たり前のものに対して疑問を持ち、それを深く考えることの楽しさです。
子どもが持つ無限の想像力が、ひとつのりんごをきっかけにどこまでも広がり、次々に新しい可能性を見出していく様子はとても面白く感じました。
さらに、この絵本は単なるファンタジーにとどまらず、日常の何気ないものに対しても違う視点で見つめ直す大切さを教えてくれます。
また、大人が読んでも新しい発見や感動があり、親子で一緒に楽しめるのも大きな魅力です。
シンプルな絵とやわらかい語り口ながら、読み終えた後には心が温かくなるような深いメッセージが残る絵本だと感じました。