著者 | 矢玉四郎 作・絵 |
出版社 | 岩崎書店 |
ジャンル | 絵本 |
出版年月日 | 1980/09/05 |
ISBN | 9784265916139 |
目次
「はれときどきぶた」の特徴
この本の特徴
「はれときどきぶた」は、矢玉四郎さんによる児童向けの本で、主人公の少年が体験するちょっと不思議で、ユーモアたっぷりの物語です。
この本の特徴としては、物語が楽しく、日常生活にありそうなことと、全く現実では考えられないような出来事が混ざっている点が挙げられます。
- 主人公は普通の小学生で、日常の中に不思議なことが突然起こる
- 「ぶた」が空から降ってくるなど、奇想天外な発想が面白い
- 文章がシンプルで読みやすく、子どもたちでも楽しみながら読める
- 絵日記のようなイラストで、物語の世界にさらに引き込まれる
- 読者の想像力を刺激する、ユーモアのある展開が続く
この本は、笑いを交えながら、日常の中のちょっとした不思議さや驚きを描き、子どもたちに「読書の楽しさ」を教えてくれます。
「はれときどきぶた」の要約
この本の要約
主人公の畠山則安は毎日日記をつけていますが、母親に日記を読まれてしまいます。
主人公は腹を立てでたらめな未来の日記を書き始めます。
しかし、なんとその内容が現実に起こり始め、次々と奇妙な出来事が巻き起こります。
最初は冗談半分で書いたことが、すべて本当に起こるようになり、彼の学校生活や家族との関係も徐々に影響を受けていきます。
「はれときどきぶた」の感想
「はれときどきぶた」は、単なる楽しい話にとどまらず、子どもたちに想像力の大切さを教えてくれる作品です。
読み進めるうちに、主人公が体験する不思議な出来事に共感し、自分もそんな冒険がしてみたいと思う子どもも多いでしょう。
物語のテンポも良く、また絵日記のようになっていて想像の手助けをしてくれるのでグイグイ引き込まれました。
次に何が起こるのかというワクワク感が読者を引きつけます。
- 笑いながら読めるユーモア満載の物語。
- 主人公の心情が丁寧に描かれており、感情移入しやすい。
- 日常と非日常が巧みに組み合わされ、読み飽きない。
- 子どもたちが自分の想像力を信じて、自由に発想することの大切さを感じ取れる。
また、ただ楽しいだけではなく、「自分の行動には結果がある」というメッセージも含まれており、子どもたちに考える力を与えてくれます。
「はれときどきぶた」を読んだ人のレビュー
ネット・Xのレビュー・口コミ
『はれときどきぶた』#矢玉四郎 作/絵
— 香桃 もこ (@mocopecopoco) August 21, 2024
ぼくは畠山則安。
自慢は毎日、日記をつけていること。
勝手に読んでいるお母さんをぎゃふんといわせるため、ぼくは明日の日記を書くことにした🐷
日記で書くことがほんとなるのですが、その内容が奇想天外✨
楽しくて、シリーズを次々に読んでしまいました🐷 pic.twitter.com/7boAiKFptm
うちの小2は「はれときどきぶた」かな。
— 蒼 (@xxalicebluexx) September 9, 2024
いつも学校から借りてくる本が図鑑か絵本かだったので、図書館に行って上の子と2人で「これ面白いから読んでみな」って勧めたら見事にハマった。
#読書好きになったきっかけの本
「はれときどきぶた」はどんな人におすすめ?
こんな人におすすめ
おすすめな人の特徴①
楽しくて不思議な話が好きな子ども
おすすめな人の特徴②
読書が少し苦手な子
おすすめな人の特徴③
想像力を広げたいと考えている子どもや、その親
おすすめな人の特徴④
日常生活にちょっとした冒険や驚きを求めている小学生
おすすめな人の特徴⑤
読書の楽しさを学びたい初心者の読者
また、家庭での読み聞かせにもピッタリで、大人が一緒に読んでも楽しめる内容です。
現実と空想の境目があいまいな年頃の子どもたちに特に響く物語で、子どもたちの想像力をさらに広げるきっかけになるでしょう。
「はれときどきぶた」:まとめ
「はれときどきぶた」シリーズの著者、矢玉四郎さんが2024年7月14日に老衰のため逝去されたとニュースを見て知りました。
初めてこの本を読んだ時の衝撃は忘れられません。
おもしろくて奇想天外で、本当だったらどうしようといろんな想像をしながら読んだことを覚えています。
怒ったり、笑ったり、ちょっぴり怖くなったり、主人公に感情移入しやすく引き込まれます。
本当におもしろかったし、お子さんにもぜひ読んでもらいたい。
読み聞かせながら一緒にワクワクするのもいいかもしれません。
驚きの数々、楽しい読書の時間を、矢玉四郎さん本当にありがとうございました。